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【Cash is King】キャッシュフローをざっくり説明-財務活動によるキャッシュフロー編-【Cash flow is Queen】

今日は財務活動によるキャッシュフローについてです。

財務活動によるキャッシュフローとは

財務活動によるキャッシュ・フローは、資金の調達・返済などの活動に関係するキャッシュ・フローの情報を記載します。
営業活動・投資活動を維持するための資金をどうやって調達して、返済したかを表す情報です。

・資金の調達で含まれる項目:新規借入・借換、社債、新株など

・資金の返済で含まれる項目:借入返済、社債償還、株主への配当金支払

資金調達を行った企業はこの項目がプラスになりやすいです。ただ、注意が必要なのは資金調達の理由です。

例えば「イケイケの成長企業」は成長投資のために調達をしますが、逆に「ヨボヨボの衰退企業」は生命維持のために調達をするからです。

日産の例を用いて説明

今回も前回の記事のケーススタディでも用いた日産自動車の決算短信を使って説明をしていきます。

https://www.nissan-global.com/JP/DOCUMENT/PDF/FINANCIAL/ABSTRACT/2020/20201st_financialresult_321_j.pdf

日産自動車 2021年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
財務活動によるキャッシュフロー計算書抜粋

現金及び現金同等物は減少していますが、財務活動によるキャッシュフローはプラスですね。

短期借入金減少額・長期借入金返済額・社債償還の合計と長期借入による収入がほぼ同じ金額になっています。

大規模な借り換えをしたんですかね?

最後に

キャッシュフロー理解はPL、BSと並んで非常に大切です。

ただ各項目のプラス・マイナスをチェックするだけではなくて、なぜそうなっているのか?を探ってみると面白いかもしれません。

今回取り上げた日産は「営業:+」「投資:−」「財務:+」の形でした。
しかも営業利益は辛うじてプラスなだけだったのでほぼ全てマイナスと言っても過言ではない状況でした。

形だけで判断すると成長企業が投資しまくっているようにも思えますが、実態は異なります。

営業は無理やり見栄えのためにプラス転換させたと言っても良い内容ですし、投資のマイナスは拘束性預金がほぼ大半を占めています。
財務のプラスは金額が非常に低く、借り換えをしただけといった感じです。

成長への期待は全くできず、しばらくは超低空飛行が続くでしょう。
もしキャッシュに余裕がなくなって「営業:−」「投資:+」「財務:+」になったら最悪の事態に陥っていると判断した方が良いかもしれません。

ただ、私は日産のレ字回復を信じています!V字回復は無理でも緩やかに回復することで株価をあげて欲しい!笑

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