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【ニトリ編】独学者による理論株価算出-worst case【肝は出店計画と販管費】

こんにちは、久しぶりに理論株価を算出してみることにしました。

今回はニトリです。

ニトリについて

北海道札幌市北区に本社を置く、インテリア(家具)小売業大手の企業です。似鳥昭雄さんが創業して一代で大手家具企業に登りつめました。

現在は国内約550店舗、世界約100店舗を展開していて、度重なる不況を乗り越えて33期連続増収増益を達成している超優良企業です。

https://toyokeizai.net/articles/-/342925

理論株価算出前の前提

財務分析による理論株価を算出する際に重要となるのが、前提条件の設定です。

前提条件次第で大幅に理論株価が変わってきます。特に今回は前提条件の影響が大きかったです。

また、今回コロナによる影響はworst caseくらいで考えました。

P/L

売上

-FY1
新規出店数:直近3年と比較して75%減少
退店数:同様の期間と比較して75%増加
前年比平均客数:直近3年同項目平均値25%減少
前年比平均客単価:直近3年同項目平均値10%減少

-FY2・FY3
新規出店数・退店数・前年比平均客数・前年比平均客単価:毎年減少幅×40%ずつ回復

-FY4・FY5
従来のペースに回復
新規出店数:50店
退店数:10店
前年比平均客数:直近3年同項目平均値
前年比平均客単価:直近3年同項目平均値

費用

-売上原価(減価償却費除く)
2020/2月期の売上高原価率を採用

-販管費(減価償却費除く)
直近3年間の上昇率で今後も推移すると仮定しました。

-減価償却費
これは2020/2月期の売上高減価償却費率を採用したかったのですが、見送りました。
理由はFY1の売上高減少に伴って減価償却費も急減してしまうからです。そんなことは起こり得ないので、こちらも簡便的に販管費と同様の値で今後推移すると仮定しました。

尚、減価償却費内の原価・販管費内訳は2020/2月期と同様にしています。

B/S

資産

-必要手元資金
月商1ヶ月分を確保

-売掛金・棚卸し資産・その他流動資産:2020/2月期売上高比率を採用

-有形・無形固定資産:店舗増加率-2%。店舗以外の固定資産も存在するため、影響を希釈化した。

-投資その他の資産:2020/2月期売上高比率を採用

負債・純資産合計

-買掛金・リース債務・未払金・その他流動債務・その他固定債務:2020/2月期売上高比率を採用

-短期借入金:2020/2月期の運転資本残高とほぼ同額
必要手元現預金+売掛金+たな卸資産+その他の流動資産-買掛金-未払費用-その他の流動負債
*簡便化のため長期借入金も含む

-利益剰余金以外:実績値を採用

-利益剰余金:B/Sの調整項目として活用

理論株価発表!

前提条件を整理した上で今回算出した理論株価は、、、

7,695円〜7,764円

でした!

現在の株価は16,420円なのでだいぶ割高ですね笑

ただP/L,B/Sだけで理論株価は算出できません。

他にも資本コストの推計・ターミナルバリューの算定をする必要があります。

次回の記事でそれらの方法とROE,ROAなどの各種数値を算出します。

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