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【理由を調査】なんで株価大暴落したの?【原油価格・円高と日本経済の関係 編】

こんにちは、今回は理由を探っていきます。
(前回の記事で世界の株価推移を調査しています。)

簡単に言うと投資家が株を売って現金化を急いでいるから株価が下がりまくっています。
彼らは「これから株価はもっと下がるから損する前(損を少なくするため)に現金化しておこう」と考えているわけですね。

今回はなぜ彼らがそう考えているのかについて調べます。

コロナだけが原因じゃない?

調査を始めて早々にこんな記事を発見しました。

2万割れの日本株、円高定着でさらなる下押しリスクも

1年2カ月ぶりに、日経平均株価が2万円を割った。原因は新型コロナウイルス感染拡大のみならず、原油価格急落や円高進行も関係している。米長期金利が1%を下回る状況が続けば、円高定着リスクはまぬがれず、企業業績の悪化、株価の下落はしばらく収束しなさそうだ

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/030901134/

どうやらコロナに加えて原油価格急落と円高も影響しているみたいです。

でも原油価格と円高は株価下落にどう関係しているのかあんまりわからなかったので、私なりに調べてまとめてみました。

原油価格の影響

原油市場

現在、世界一の産油国はアメリカらしいです。中東の国が牛耳っているのかと思ったので意外ですね。

1位アメリカ
2位サウジアラビア
3位ロシア

この1位-3位で世界の約4割ものシェアを握っています。

原油価格が下がると消費国は嬉しい

原油消費国はEU・日本などの先進国です。ただアメリカは世界一の産油国でありながら、世界一の消費国でもあります。

そんな消費国の産業にとって原油価格の下落は嬉しいことです。
なぜなら原油価格が下がると原油で製造する商品のコストが下がるからです。その分利益が増えますね。

特に日本は原油の輸入に依存しているので、原油価格が下がることで生じるデメリットは非常に少なそうです。

ではなぜ原油価格が下がると株価が下がるのか

ただ現実として原油価格が下がると日本の株価も下がります。

これはおかしな話です。日本企業の業績は上がる可能性が高まるのに株価は下がるからです。

これにはきちんとした理由があります。

原油価格が下がるとアメリカの経済が傾く

それは世界一の経済大国アメリカの経済が傾くからです。アメリカは世界一の消費国でもありますが、産油国でもあります。

アメリカは原油消費量が原油産出量を上回っているので消費国としての側面が強いですが、資源全体でみると自国のエネルギーを全て自給できるので産油国としての側面も非常に強くなります。

従って原油価格が下がると石油産業を中心に景気が悪くなり消費が悪化します。

そうすると日本の製造業は北米市場に大きく依存しているので、結果として業績が落ちて株価も下がります。

日本の内需に限った話で言えば原油価格の下落はメリットだらけですが、外需依存(特に北米)の強い製造業にはあまり嬉しい話ではないということですね。

さらに日本は製造業の影響がでかいので全体に波及するって流れです。

円高

円高で株価が下がるのも日本の製造業依存が関係しています。

円高は円の価値が高くなるので”円高”です。通常1ドルを110円程度で交換できるのに対して、円高になると1ドル100円とかで交換できるようになります。

輸入産業にとって

輸入産業にとっては外国の製品を安く手に入れられるようになるので嬉しいことです。

輸入コストが下がればその分利益率が高まります。例をあげて考えてみましょう。

[例1.輸入業を営んでいるA社]

2019年

2020年

輸入額

100百万ドル

100百万ドル

通期平均ドル円

1ドル110円

1ドル100円

円換算

11,000百万円

10,000百万円

前年比

-1,000百万円

たった10円違うだけでこんなに差が出るんです。

国内の販売価格据え置きでも一気に1,000百万円も利益が出ます。

これだけ余裕があれば少し値下げして薄利にしても販売個数を増やして売上・利益を伸ばす作戦もできそうですね。

輸出産業にとって

では輸出産業にとってはどうなのでしょうか。ちなみに日本経済への影響が大きい製造業は輸出産業に分類されます。

まず円高は輸出産業にとって2つのデメリットがあります。

1.販売単価が下がる

輸入産業の逆の現象が発生します。さっきの例を輸出に置き換えるだけですね。

2019年

2020年

輸出額

100百万ドル

100百万ドル

通期平均ドル円

1ドル110円

1ドル100円

円換算

11,000百万円

10,000百万円

前年比

-1,000百万円

こちらは10円下がるだけで売上が一気に1,000百万円下がります。国内で発生しているコストは変わらないのでたまったもんじゃないですね。

2.売れなくなる

円高が進むと海外で売れなくなります。上述の通り北米市場依存が大きいので、製造業は大変です。

上の例をアメリカ国内で考えると2019年まで10,000ドルで買えていた商品が11,000ドルになるわけです。

同じ商品なのにそんだけ値段が変わるのであれば他の商品を購入するか、購入量を減らしますよね。

以上、2つの理由で円高になると日本製造業は業績悪化するので、日本の株価が下がるんです。

最後に

原油価格・円高が日本経済に与える影響がわかりました。

次にこの情報を踏まえて現状どうなっているのか調べてみます。

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