プログラミング教育

【保護者必読】『プログラミング』の授業が始まる訳じゃない!「プログラミング教育必修化」にまつわる5つの誤解

こんにちは! ProgLearn編集部です。

いよいよ来年に迫ってきた小学校への「プログラミング教育」の必修化

保護者や先生方から「自分もプログラミングを勉強しないといけないんじゃないのか?」「私の子供をエンジニアにしたい訳ではないんだけど…」「プログラミングを勉強する前にもっと勉強する事があるのでは?」と言った声が聞こえてきます。

でもそれ実は大きな誤解なんです! 

「プログラミング」という言葉が先行してしまうばかりで実は「プログラミング教育」には誤解がいっぱい。そんな誤解を今回は皆さんと整理して行きたいと思います。

誤解1:「プログラミング」という授業が出来る訳では有りません!

一番大きな誤解がこれです。実は「プログラミング」という授業が、「英語」や「理科」のように出来る訳ではないんです。

現在の指導要領改訂では「プログラミング」という教科を作るのではなく、あくまでも理科や算数などの教科に一部プログラミング要素が組み込まれる程度です。

文部科学省が発表した小学校プログラミング教育の手引によると、数学や、音楽、社会などの時間でプログラミングを学習することになります。出典:文部科学省 小学校プログラミング教育の手引

こちらの記事でも文部科学省の稲葉敦氏が以下のように述べています。

小学校におけるプログラミング教育を必修化するといっても、コンピュータに関する新しい教科が設けられるわけではありません。算数や理科など既存の教科の中で、プログラミングを取り入れた学習が実施されることになり、何年生の、どの教科で、どんな内容を何時間学習するのか、といった具体的な中身については各学校が判断します。

(出典:教育ICT総合サイト)

どのようにプログラミングを授業に取り入れていくのかは各学校の裁量に任されているんですね。

誤解2:コーディングを覚える訳では有りません!

次に多い誤解が、「授業で実際のプログラミング言語を使ってコーディングをさせる」というモノ。

プログラミング言語にはHTML, CSS, Javascript, Pythonなど様々な用途と流儀のプログラミング言語が有ります。しかし授業ではこれらのプログラミング言語を使ってコーディングをする訳では有りません。

そもそも「プログラミング教育の必修化」はコーディングを覚えさせて、みんなをエンジニアにしよう!という目的ではないんですね。

文部科学省の有識者会議の取りまとめでは、プログラミング教育の目的について「プログラミング的思考などを育むことであり、コーディングを覚えることが目的ではない。」と定められています。

じゃあ何を勉強させるのか?それは「プログラミング的思考」です。「プログラミング的思考」というと分かりにくいかもしれませんが、平たく言えば「論理的に考えていく力」という事です。

プログラミングではアルゴリズムなど論理的な思考を使って物事を整理し考える力が必要となります。その力を育成しようというのがプログラミング教育の目的です。

ここで学ぶ「思考力」はプログラミングなどだけでなく、どんな教科の勉強にも役立つと考えられています。

誤解3:パソコンを必ずしも使う訳では有りません!

「プログラミング教育」でパソコンを使うから子供にパソコンを買ってあげなくちゃいけない!そんな風に思った保護者の方も多かったかもしれません。

でもご心配なく。プログラミング教育では必ずしもパソコンを使う訳では有りません。プログラミング教育には既に様々な教材が存在しています。

例えば「アンプラグド」と呼ばれる学習方法では、パソコンではなく、カードを用いて用いてコンピューターの基本的な仕組みや特徴を考えます。

必ずしもパソコンを使わなくても良いというのはパソコンが苦手な先生には朗報なのではないでしょうか?

誤解4:必修化は小学校だけでは有りません!

ここ数年大きく取り沙汰される「プログラミング教育」。「2020年から小学校での必修化」という強烈なインパクトで皆さん、小学校の事ばかり考えていませんか?

実は「プログラミング教育の必修化」、小学校だけではないんです。

「プログラミング教育の必修化」が示された日本経済再生本部が発表した日本再興戦略2016では2020年の小学校での必修化を皮切りに2021年には中学校、2022年には高校で必修化が開始されるとしています。

誤解5:中学校、高校でプログラミング教育は既に有りました!

ここでもう一つの誤解が、今までプログラミング教育が小中高のどこにも無かったという思い込み。実はあったんです、中学校、高校でのプログラミング教育!

実は中学校では既に2012年から技術・家庭科の「プログラムによる計測・制御」という内容が必修となっています。これによりロボット教材などを通して中学生全員がプログラミングを学ぶようになりました。

また高校ではプログラミングは教科「情報」の中で「情報の科学」として選択必修科目とされていました。

誤解4では2021年から中学校で、2022年から高校でプログラミング教育が必修化するって言ってたけどどう変わるの?と思うかもしれません。

今回の必修化で中学校では実際のプログラミング言語を使ったより高度な必修科目となり、高校では選択ではなく、高校生全員の必修科目となります。高校ではAIIoTデータサイエンスと言った更に高度な内容となっていきます。

これを見る限りでは、本当に大変なのはどうも中学校、高校の先生のようですね。。。

まとめ

今回は日本の「プログラミング教育」に関する5つの大きな誤解についてまとめてみました。皆さん、ちゃんと誤解せずに理解していましたか?

私個人としてはプログラミングを学ぶ事はとても素敵な事だと思っています。そんなプログラミングが必修化の中で「嫌々学ぶもの=嫌い」とならないで欲しいと切に思います。

その為には周りの方々の正しい理解も必要です。お子さんや生徒さんの「プログラミング教育の必修化」を正しく理解して、サポートしていきましょう。

ProgLearnはそんな皆さんを全力でサポートしていきますので、引き続きProgLearnをチェックしておいてくださいね!

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